REITで資産形成に差をつけろ!高利回りのJ-REIT入門

これからのJ-REIT考察

今後のJ-REIT市場はどのような展開が考えられるでしょうか。J-REIT誕生から僅か5年で市場は4兆円規模にまで成長しました。上場した投資法人も38社(2006/10末)になり、これからも上場を目指す投資法人も現れるでしょう。このような投資法人の設立は我々投資家たちにどのような影響を与えるでしょうか?

投資法人が増えるということは、投資家にとって、投資対象の選択の幅が広がるという点でメリットがあると考えられます。これまでREITを投資対象として考えていなかった投資家たちの注目も集めることになるでしょう。

投資家の情報を求める声に、各証券会社も投資家獲得に向けてREITに対する取り組みも進み、メディア等においてもREITに関する情報量が増えてきます。投資家たちは情報の氾濫の中で取捨選択を行い、投資判断のレベルアップが必要となってくるでしょう。

では、投資法人サイドはどうでしょうか。REIT市場に参入してくる企業が増えることで、市場競争の激化が進んできます。そうなると、力のある企業が生き残っていきます。生き残りをかけ、投資対象の選別を誤れば企業価値が暴落する恐れもあります。投資法人は投資家からの投資がなくては、運営が難しくなってきます。

6月にある投資法人が物件を十分に審査しないまま運用していたというニュースが流れました。昨年から続く不動産業界のマイナス要因は、投資家心理に強い影響を与え、株式の売りが進んでしまいます。問題の法人に対する嫌悪感だけでなく、不動産市場全体に広がりをみせます。投資家離れを防ぐためにも、企業サイドには健全な運営を望みたいものです。

最後に、J-REIT全体の今後はどうなるでしょうか。現在4兆円規模の成長を続けているJ-REITですが、まだまだ投資家の間に浸透しているとは言えません。ですが、今後ますますの成長を遂げ、10兆円規模の市場になることを期待しているのは私だけではないでしょう。東京都心中心のREITから地方へと拡大していき、商業施設等の郊外出店進出も追い風となっていくでしょう。

物件価格上昇や金利上昇など懸念する材料はありますが、もう暫くREIT人気は続くと考えられます。バブル化することなく、息の長い人気を期待したいものです。

≫ HOMEに戻る