REITで資産形成に差をつけろ!高利回りのJ-REIT入門

REIT購入後のメンテナンス

REITは「ミドルリスク・ミドルリターン」という性質をもつ投資商品です。値動きが株式投資と比較して緩やかなため、大きなリターンも望めませんが、大きな損失もありません。REITの場合、「予想分配金」の発表が早い時点で行われます。この予想分配金は、ほぼ確定した分配金と考えていいでしょう。

それは、REITの分配金の原資は不動産の賃貸料であるため、予想が立てやすいのです。急に借り手が退去になった場合でも、賃貸契約に基づいて退去の際は何ヶ月分の賃貸料は敷金などから補填されるからです。この点も株式とは異なり、安定していると言えるでしょう。このため、日中忙しく株価の動きをチェックすることができない投資家でも参入できると言われています。

果たして本当にそうなのでしょうか?投資というものは、本来、元金の保証などないものです。それは、REITであっても同様で、如何に値動きが安定していると言われていても上場して誰もが自由に売買ができる以上、値は動くのです。一日で暴落という可能性は株式投資に比べると低いくらいではないでしょうか。

決して「REITは安心」などと楽観視してはいけません。購入後のメンテナンスは株式投資と同じように行うべきだと考えます。デイトレ感覚の損切りは不要にしても、毎日、株価の動きを確認する、投資している投資法人に変わった動きはないか、他の投資法人の動きはどうかなど、自分の目で見て確かめる投資家としての姿勢は忘れないでいたいものです。

REITは本来は、「値動きの安定」と「高利回りの分配金」が魅力な投資商品です。ですが、今後どのようになるかは、我々投資家がREITをどのように扱うかによって変わってくるのではないでしょうか。また、投資法人サイドでも新規上場REITの増加に伴い競争も激しくなってくることでしょう。

競争激化による地価上昇、金利上昇懸念など、利回り低下の事態に備えて、「REITは購入後も安心していられる」という考えは持たず、REITであっても、「投資は自己責任」ということを忘れないで頂きたいと思います。

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